
グリーンベジタブル(緑色野菜)の中でスーパーフードというと、スムージーの定番アイテムであるケールを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?ハリウッドセレブやモデルが火付け役となり、あっという間に広まりましたよね。
でも、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の報告によると、健康に重要とされるカリウム、食物繊維、タンパク質、カルシウム、鉄、葉酸、ビタミンA、ビタミンCなど17種類の栄養素の含有量を基にランキングにしたところ、ケールは意外にも14位…。ケールに勝る食材が一体何なのか気になりますよね。今回は1位から10位にランクインした意外なスーパーフードを紹介します!
10位:コラードグリーン
日本ではまだ馴染みの薄い野菜ですが、アメリカ南部のソウルフードでもある野菜です。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、蒸したコラードグリーンはコレステロール値を下げる効果があることでも知られています。
9位:ロメインレタス
ロメインレタスはケールよりも葉酸を豊富に含んでおり、レタスと比べると栄養素が2倍とも言われています。葉酸は妊活中・妊娠中に必要な栄養素ですし、豊富に含まれている水溶性ビタミンBは男性不妊を改善する効果があることが分かっています。
8位:パセリ
料理の飾り的に使われることの多いパセリですが、実は栄養バランスがよくビタミンやミネラルが豊富な野菜の1つです。特にビタミンCを100gあたり120mgも含んでおり、野菜類の中でかなり豊富です。また、研究によるとパセリの香りは食欲をコントロールするのに役立つことも分かっています。
7位:リーフレタス
レタスに比べβ-カロテンがなんと10倍!また、たった2カップで骨を丈夫にするビタミンKの1日の摂取目安量を摂ることができます。ある研究によると、毎日レタスを食べる女性は1週間に1回しか食べない人に比べて、股関節骨折のリスクが30%も減少するそうです。
6位:チコリー
日本では馴染みが薄いですが、食物繊維やポリフェノールを豊富に含んだ苦みのある野菜です。Journal of Nutritionの調査によると1日当たり650mgのポリフェノールを摂取する人は、それより少ない量を摂取する人より長生きする確率が30%高いと言われています。
5位:ホウレン草
栄養価が高いことで知られている野菜の1つですよね。近年の研究では、ホウレン草に含まれるチラコイドという成分が、強力な食欲抑制剤として役立つとしています。スウェ―デンの大学が行った長期に渡る研究結果によると、朝食前にチラコイドを摂取することで食欲を大幅に減少でき、減量に繋がることが分かりました。ホウレン草の抽出物を摂取した人は、そうでない人に比べ3ヵ月間に約2.5kgも多く減量できたそうです。
4位:ビーツの葉
「食べる輸血」とも呼ばれるほど栄養素が豊富なビーツですが、ビーツの葉を捨ててしまっている人も多いのでは?ビーツは根から葉まで全て食べられる野菜で、葉は1カップに5gもの食物繊維を含んでいます。リーズ大学の研究によると、食物線維を7g以上摂ると心血管疾患のリスクが大幅に減少するそうです。
3位:チャード
既に日本にも浸透しつつあるホウレン草の仲間のチャードは、ビタミンやミネラルが豊富で栄養価の高い野菜です。チャードに含まれるアントシアニンが2型糖尿病の改善に役立つとされています。イーストアングリア大学が2,000人のアンケート調査と血液サンプルを分析したところ、アントシアニンを多く摂取している人は血糖調節が良好であることが分かっています。
2位:白菜
白菜に含まれている栄養素は豊富で、バランスよく幅広い栄養素を摂取するのに優れた野菜です。
栄養学学会誌に搭載された1,000人以上の中国人女性を対象にした研究では、白菜などアブラナ科の野菜を1日に約1.5カップ食べた人は、殆ど食べなかった人に比べ心臓病のリスクが13%低かったとしています。
1位:クレソン
付け合わせ的存在のクレソンですが17種類もの栄養素を含み、アンチエイジング効果も期待できるスーパーフードです。リンゴの4倍のβカロテン、1日の摂取量目安を遥かに超える238%のビタミンK(100gあたり)など、美容だけでなく優れた健康効果もあります。
American Journal of Clinical Nutritionに掲載された8週間の試験結果によると、85gの生クレソン(約2カップ)を毎日食べると、癌に関連するDMAの損傷を17%減少出来たとしています。クレソンは調理すると栄養素が阻害されるので、サラダ、コールドプレスジュース、サンドイッチなどにプラスするのがおすすめです!
スーパーフードのグリーンベジタブルを日々の食事に取り入れて、健康・美容効果をアップしましょう!
参考元:Centers for Disease Control and Prevention