
私達が生きていくうえで欠かせない「水」。最近はミネラルウォーターを持ち歩いている人も増えましたよね。インターワイヤード(株)が約8,300人を対象に行ったアンケート調査によると、普段ミネラルウォーターを飲用・使用している人の割合は46.2%と半数近い数字でした。
海外同様に日本でもミネラルウォーターが身近なものになりつつありますが、ミネラルウォーターの種類やそれぞれどのような特徴があるのかご存知でしょうか?ミネラルウォーターの種類や特徴を知り、飲み分けて美容や健康効果をアップさせましょう!
ミネラルウォーターとは?
日本ミネラルウォーター協会によると、現在流通しているミネラルウォーターの銘柄は、なんと1,000種類にものぼるそうです。「天然水=ミネラルウォーター」と思われている方も多いですが、農林水産省が定めた「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」によるとミネラルウォーターは4種類に分かれます。
・ナチュラルウォーター
特定の水源から得られた地下水のことで「天然水」とも呼ばれています。濾過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていません。
・ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターの中でミネラルを含む地下水で、こちらも「天然水」に含まれます。濾過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていません。
・ミネラルウォーター
ナチュラルウォーター同様に濾過・沈殿・加熱処理の他に紫外線殺菌・オゾン殺菌、ミネラル分調整など手を加えたものです。
・ボトルドウォーター
地下水以外の水、もしくは地下水でも成分を大きく変化させる処理を行ったものです。
ミネラルウォーターの種類
ご存知の方も多いですが、ミネラルウォーターは軟水と硬水に分類されます。軟水と硬水の基準は水に含まれるカルシウム濃度やマグネシウム濃度である「硬度」が用いられます。
WHOの基準では、軟水は硬度120ml/L以上の水で、硬水は硬度120ml/L以下の水となっています。ちなみに日本の多くの地域で飲まれている水道水は軟水です。
硬水 vs 軟水 どちらを選ぶ?
硬水、軟水それぞれメリットとデメリットがあります。
カルシウムやマグネシウム補給なら硬水
歯や骨を作るカルシウムやマグネシウムは、私達の体に必要な大切な栄養素ですよね。硬水には軟水よりもカルシウムとマグネシウムが多く含まれています。特に女性は年齢と共にホルモンの関係で骨粗鬆症になりやすいと言われているので、硬水のミネラルウォーターを飲むことで、不足しがちなカルシウムやマグネシウムを補給することができます。
和食には軟水
硬水を飲みにくいと感じる人は多いですよね。その理由は硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムに独特のクセがあるためです。そのため、煮る、ダシを取るといった和食には不向きと言われています。軟水はミネラルが少ない分、飲み心地が良く、和食にも非常に使いやすい水です。
美肌効果には軟水
軟水は体への吸収力に優れ、老廃物を排出するデトックス効果があるので、飲むだけで美肌効果が期待できます。
ダイエットには硬水
硬水には代謝の促進、脂肪の吸収を抑制、便秘の解消効果があるので、ダイエット目的なら硬水がおすすめです。ただし、体質によっては胃腸に負担がかかり下痢などを引き起こす場合もあります。
炭酸入りミネラルウォーターもおすすめ!
炭酸入りミネラルウォーターを飲むと血流が良くなり、新陳代謝が促進され美肌効果が期待できます。また、腸の働きも活発になり、便秘の解消にも繋がります。さらに、食事前や食事中に飲むことで満腹感が得られ食事の量をセーブできるので、ダイエットにも効果的です。
目的別にミネラルウォーターを飲み分けよう!
普段から軟水と硬水のミネラルウォーターを常備しておくと、目的に応じて使い分ける(飲み分ける)ことができますよ。ミネラルウォーターで健康、美容効果がアップしましょう!